ずぶとく長生き。

テンションだけはいつまでも若い地方組のんびりオタクの暇つぶしメモです。

推しが出ていないけど面白そう舞台、が遠い。

ここ最近、比較的暇なのに時間の使い方が下手くそすぎてすぐに就寝時間を迎えています。推し事落ち着いてるんだけどなあ、逆にそれがやる気を生まないというか。今年はちゃんとストレッチを習慣化するという目標を決めたのに(これもまた低レベルな話だな)、まったく続いておりません。

 

世の中こんなにも若手俳優やら地下アイドルがいるんだから、どっかの事務所がオタクの健康な生活を導くアプリとか作ってくれたらいいのに、って思います。配信してほしい時間を設定すると、その時間に筋トレやストレッチの動画が自動で再生開始されて、全部見るとラジオ体操のスタンプ貯める感じでポイントがゲットできて、ポイントで画像とか色んなコンテンツが見られる。毎月頑張っている人向けにリアルイベントも実施すれば、有料でも普通に行く。事務所単位でやれば個人への仕事負担(映像撮影の)はあまり大きくないんじゃないかなってところまで妄想しました。推しくんの事務所、どうですか。ストレッチ映像をまとめたDVDを売れば買うし、コラボウェアだってよっぽどダサくなければ買うよ。オタクは誰かに励まされたり褒められたりすると(特にそれが推しだと)めちゃくちゃ努力できる生き物だと思うんです。最悪推しじゃなくても、知ってる俳優がやるなら試してみますし。転職じゃなくて起業してこの事業始めようかな~~ってくらいに欲しいです、私が。

 

 

今日ブログで書きたいなって思ったのはこういう話じゃなく*1、地方に住んでいて思うちょっとした悲しみやら羨ましさの件についてです。

 

東京から遠い地域に住んでいると、観劇にはどうしても制約が出てくると思うんですよね。それは時間的なことだったり、交通費・宿泊費的なことだったり、住んでいる場所や仕事・在学状況によって様々です。観劇の中でも2.5次元でも人気のあるコンテンツだと地方公演があったり、ライブビューイングや比較的早い段階での配信なんかが充実してきてすごくありがたいです。需要があるとそれだけ、供給も多岐にわたるってこういうことだと実感しています。

 

ただ、舞台の大半はそうじゃないんですよね。2.5次元でも東京公演のみな作品は多いですし、いわゆる若手俳優が出演するようなオリジナル作品は、かなり大きなシリーズだったり何かしらの縁があるもの以外は基本東京公演だけということがほとんどです。ハコ、動員、人件費、色々な要因があるでしょうし、今後も現状から大きく変わることはないと思います。こないだの情熱大陸でも関連するような言及がありましたが、舞台は決められた時間に決められた場所に出向いて初めて成立する娯楽です。目の前でリアルタイムに展開されることが最大の魅力だと個人的には思いますし、一方でそれが舞台の最大の弱みでもある、という現実があって。一部のコンテンツでは時間や空間の制限が取り払われつつある*2一方で、ほとんどの作品はそうじゃない。その場に行かないと観ることができない、当たり前のようで結構大変なことです。

 

世の中に舞台作品ってめちゃくちゃいっぱいありますよね。ツイッターのタイムラインを見れば誰かしら観劇に行っているし、中には「友達の推しが出ているから観に行った」とか「評判になっているから観に行った」とか、そういうことも聞きます。特に評判になっているから観に行ったというタイプの作品は、始まるまではチケット完売には至らなかったけど後から当日券がにぎわうタイプのやつです*3

 

そういうのを見かけると、「あ~~いいな、気軽に行けるのって」って思います。推しくんのお仕事が落ち着いているときなんかは特に。

 

ここで言う『気軽』は、決して文字面そのままの意味ではないです。興味が沸いてもチケットを取らなきゃ始まらないし(友達が招待してくれる場合はラッキー)、会場には足を運ばなきゃいけないし、気軽とは言いつつそこまで気軽ではないと思います。なんか変な日本語ですね。

 

でもやっぱりメンタル面は文字通り気軽な気がします。「面白そうだな」⇒「行ってみよう」までの意思決定に支障が少ない。観劇にかかる純粋な時間と費用以外の負担が少なければ少ないほど、自分の感情が振れたその勢いで舞台を見られる。「推しと前に共演していた人が今やってる舞台、なんか興味沸いてきた」とか、逆に「今日めちゃくちゃ暇だ、お金に余裕はあるから何か舞台が見たい」にしても選択肢が何かしらある。観劇に対するハードルはやっぱり低いんじゃないかなと思います。

 

私は、推し事に忙しいときは、実は観劇のチャンスだと思っています。推しの舞台とマチソワするもよし、一日滞在を伸ばすもよし、推しのことは見られるだけ見たい性質なので推し事との調整も難しいことだったりしますが、あくまでも推し事で遠征をするという軸があるので出費が増えることも許容範囲内です。気になる作品と時期が被るのはある意味だとすごくラッキーです。もしくは推しが出ていなくてもこのシリーズは!この作品は!っていうものに関しては普通に遠征スケジュールを組みますし、あんまり後悔はしないです。一番厄介なのはさっきも書いた『舞台が始まってから評判になった作品』で、特にそれに対して元から少し興味があったりすると(でも遠征を決意するまでには至らなかった)、東京までの距離の遠さを物理的にも精神的にもひしひしと感じるタイミングになります。いきなり今週末遠征、とかになると計画的に進めるより高くつくのがかなり痛いです。私は!!ストリップ学園が見てみたかった!!!!!観に行った人の感想を見るたびに唇を噛んでいます。

 

地方在住オタク、推しにはフッ軽だしメンタルも軽いけど*4、それは推しだからっていうのがとても大きいと思います。ありがちな質問で趣味を聞かれたら「舞台観るのとか好きですよ」と答えますが、実際は舞台≒推しの出演作のことであって、恐らく質問者が受け取る舞台観劇とはかなりイメージにずれがあるわけで。だから舞台観劇が趣味だと言うのは間違っているよなあと感じることも多いです。あくまでも推しが輝いているのが見たいわけで、様々な舞台を観て意見や感想を述べられるわけじゃない。でも私を舞台の世界にに引き込んだのは、きっかけは好きな漫画の舞台化であり、その趣味を継続させているのは推しであり、今後どうなるのかは知りませんが今の私には『推し』と『舞台観劇』はほぼイコールです。単推しで二推しがいないから*5、余計にそうなのかもですが。有限な趣味に割けるお金の中で、興味はちょっとあるけれど推しが出ない舞台作品の優先順位はどうしたって低くなりがちです。舞台のチケット代以上の交通費、少しの興味に対してまで発揮していたらとても身が持たない。

 

まあ地方在住な以上どうしようもないことですし、趣味を変えるか、一大決心で転職して引っ越すか、もしくは推しの出演作以外に一切興味を示さないかのどれかを選ぶくらいしかできないですね。もちろん、都内の一人暮らしにかかる費用と昨今の転職及び給与事情、現状私がスキル職ではないことを鑑みても、もし都内で一人暮らしをしたからといって推し事にかかる費用が安くなるとは言い難いです。めちゃくちゃ給料がもらえて楽な仕事があるとかなら話は別ですが、交通費や宿泊費が減っても生活費がその分増加するわけで、金銭面に関して気軽に色んな作品へ足を運べるかどうかは不明ですし。もちろん物理的距離はすごく縮まりますけど。

 

でもそれでも、転職を考えるのはありかもしれない、とも思っています。理由は趣味以外のこともあるんですが、人生一度きりですしどこかのタイミングで首都圏に住んでみたいじゃないですか。馬鹿丸出しの発言ですけれど、自分がやりたいのなら踏み込んでみることの大切さは推しくんが身をもって教えてくれました。いや推しくん、君の俳優としてのスタートの切り方はわりとレアな気がするし、それで君が今俳優として立場を確立しつつあるのは、君自身が人との出会いや繋がりを大切に大切にしているからこそなんだと思うよ。そういうところは本当に尊敬しているし、たとえ君がいつか俳優という仕事をやめるときが来たとしても、君はご縁や友人関係に恵まれるんだろうなって確信しています。

 

 

あ~~本当に、誰かどこでもドアか姿くらまし・姿現しか、もしくはギリギリ現実的なところでうちの実家と土地をぶっこ抜いて光が丘*6あたりに移植してくれないかな~~!!!

 


余談ですが、推しくんは自分のスケジュールが空いているときはわりと共演経験者や同じ事務所の仲間が出演している舞台を観に行くタイプです。若手俳優の関係者観劇って色々理由があるんだと思いますが、推しくんが感想を呟いたりすると「私もそれが見てみたい……」ってなります。実際は、今後地方公演やライビュ・配信の予定がある2.5じゃなかったりするとほぼ無理ですが。

*1:いつも推しくんへの手紙が長いのは導入部分が下手くそなせいも絶対ある

*2:映像での観劇を『観劇』だと呼ぶ呼ばないの議論もあるようですが、私は観劇だと思います。特にライブビューイングとネット同時配信の視聴は

*3:きっと私が俳優で、あるいは制作スタッフでそういう作品に関わったら気持ち良いんだろうなって思います

*4:そうじゃないと若手俳優のオタクなんてやってられない

*5:推しと共演してくれたら幸せになる人は何人かいるけれど、その人の仕事を追ったりはしない

*6:コロモンVSパロットモンがめっちゃ好きです。デジモン無印が私の原点中の原点