結局は個人の自由だと思う。〜ファンレター編〜
推しくんがオフでびっくりするようなことをしていて、とりあえず友達にLINEしました。『ぽたこの推しは何になりたいの?』って言われました。それが分かるなら苦労はしません。まあでもお仕事のフラグな可能性もあるので、楽しみにしていようと思います。
いきなりですけど、ファンレターって難しいですよね。書き方、書く頻度、便箋や封筒はどうするかとか、事務所には送るかとか、悩む要素多すぎだと思います。
オタクってただでさえすぐ悩むし自分の行動に病みがちなので、精神が負のスパイラルに入ってたりすると「私なんで手紙書いてるんだろう、意味は?この手紙に意味はある?」とかそれこそ意味のないことを言い始めますよね。ええ、私のことです。
でも冷静にフラットなメンタルで考えると、そもそもファンレターってそこまで重く考えるものじゃないと思うんですよ。
いやさすがに人間としての最低限の礼節とか言葉遣いとかは必要ですよ?でもね、なんていうか、それ以外のところってぶっちゃけた話個人の自由じゃないですか。はてブロでも手紙の書き方についてのエントリがたくさんありますけど、千差万別で同じ人っていないよなあっていう感じですし。
だから正解が誰の手によっても明らかにされていないのなら、結局オタクが手紙を書くときに必要なのは自己肯定だと思うんですよ。
自己肯定。
自分本位の内容ってことじゃなくて、自分は明確な意志を持ってこのファンレターを書くんだ、ファンレターを書く自分は誰かに否定されることじゃないんだっていうのを自分で認めること、的なね……?うん、日本語って難しいな…………
相手に伝えたい想いがあって、それが相手のことを傷つけない言葉で表現できるのなら、ファンレターはとても素晴らしいものだと思います。私は推しくんにダメ出しとかマイナスの表現って書きたくなったことがないんですけど、ダメ出しや指摘も言葉の使い方次第だと思うんです。
例えばですけど推しくんがいまいちな部分が上手い人のことを少し書いてみて「あの人のああいうところってすごいですよね!」と暗に目を向けてもらえるようにしてみるとか、「公演のたびに進化しているように映る〇〇を見るのがとても楽しいです!」とか、あんまり書くと語彙力ないのがバレるのであれですけど、書き方っていっぱいあるよなあって。自分が手紙を書きたい相手の性格にもよると思うので、その辺は推しを心に思い浮かべながらより良い方法を探していくしかないな〜〜って思っています。
ちなみに私の書き方を簡潔にまとめるとこんな感じです。
*白無地のA5便箋にとある加工
*無地の封筒(特徴あり)に作品イメージのデコレーション
*大体一週末に一通。ただし自分の観劇初日に預けた後、初見の感想は次の日に出す
*一回の枚数は3〜8枚。平均5枚
*地方公演がある場合は各地で預ける
*大楽後、一週間から10日を目処に事務所宛に送付
*宛名はフルネーム+様
*封筒と便箋に出した日付を書く
*文中では名前+くん呼び
*ひと段落目に、何についての手紙か結論を先に書く
*本文中は敬語
*主に感想と、あとは感謝とか(重いな!)
*最後に住所と本名を記載
*郵送の場合は手紙の形にしたものを更に一回り大きい封筒に入れて送る
私はわりと手紙を書くのが苦じゃない人間です。むしろ手紙という形で推敲しながらアウトプットしたい。「〇〇のシーンのこういう視線が、もしかしてこういうことを考えてなのかな?なんて思いながら拝見していました」とか「〇〇のシーンのダンスが個人的には今回一番のお気に入りでした」とか、そういうことをよく書きます。単純な褒め言葉に、そう思った理由を添えるのを心がけていますが、やりすぎるとくどいので難しいです。あとは推しくんのおかげで仕事が捗ってるよ、みたいなことも書くし、尊敬してるってことも書くので冷静になると重い手紙を書いている気がするけど、今さら変えたとてバレてるし……ってことで諦めています。
あと、長さについてはもう気にしないことにしました。これは賛否両論だと思いますし、長いと読む側の負担って声もすごく分かります。ただ、私には便箋1〜2枚に思いの丈をまとめる能力がないんです。それで不誠実な手紙を書いてしまうくらいなら、長かろうが書いたことに責任を持てるものを渡したいです。まあこの辺りも相手次第だと思うので、あなたの推しが喜ぶ方法が分かる人はそれを目指すのが一番かと。「長くなってごめんね」と謝ると「なんで謝るの、いつも読ませてもらってるから」って目を覗き込んでくる推しくんに甘えています。ごめんな推しくん!時間を割いてもらう価値があるような手紙をかけるようには一応精進してるつもりだよ!!
……何が言いたかったのか分からなくなってきました。
うん、でもいいものじゃないですか、ファンレターって。無償の敬愛の奉仕って感じがします。昔自分が二次創作をしていて作品について感想を貰えるのが嬉しいタイプだったから、なおのこと手紙で伝えたくなるのかもしれません。私の書く内容が何か推しくんにとって役に立っているかと言われれば自信は一切ないですが、少なくともこんな風に手紙を書く人間がいるくらいには、君の仕事が誰かの心を楽しませているんだよっていうのは感じてもらえていると嬉しいかなって感じです。
だってほら、オタクと同じくらい若手俳優って自己承認欲求が強い人種な気がしますし。自分がやったことを褒められて、恥ずかしくはなっても落ち込む人っていないと思います。
なんて、こんなことを考えながら今、私は推しくんの事務所に送るファンレター5枚目を書いています。これだけ書いたのにまだ書き終わらない。いつものことです。何回でも謝るけどごめんな推しくん!気が向いたら目を通してくれると嬉しいな!!!